コンポーネント
材質には、生体親和性と機械的強度に優れた純チタン（Grade4）を採用し、BL シリーズ・TL シリーズの２シリーズから構成されている。両シリーズ共にレギュラーサイズとワイドサイズのカテゴリーに分類され、レギュラーサイズ／アバットメントスクリューには、若干細めのM1.6 を採用することにより、フィクスチャー外径の肉厚を確保し、高強度設計とした。
また、内部構造に８角嵌合構造および６°テーパー嵌合構造（バイオロジカル シール）を採用し、高い材質強度を活かした機械的強度を獲得できるようデザインしている。
印象用コンポーネントは、各シリーズごとCL タイプ（クローズドトレー法用）とOP タイプ（オープントレー法用）に分かれ、更にレギュラーサイズ・ワイドサイズに分かれる。
BL シリーズの場合、トランスファー樹脂パーツをBL 専用のトランスファー本体に組付け使用するが、本体のみ使用の印象採得も可能となるよう設計している。
TL シリーズの場合は、トランスファー樹脂パーツは不要となり、BL シリーズと同様の使用方法で対応できるよう設計している。
BL シリーズでは、多様化するニーズに対応するため、アバットメントのバリエーションの充実化を図り、歯肉貫通部の発色を良好にするための陽極酸化処理（ゴールド色）を全サイズに施し、審美歯冠修復に対応
する仕様とした。
またサイズバリエーションについては、歯肉貫通部の高さに対応するためS・M・L の3 サイズを採用し、さらに支台部の高さを3 サイズに細分化している。
ラボパーツを追加ラインアップに採用することにより、通常用いる既製アバットメントでは対応できない複雑な症例にも適応可能となるよう、工夫している。
オクタフィックスⅡ のドリルシステムの材質には、耐食性に優れたステンレス材を標準採用し、表面処理には、視認性に優れたチタンコーティング（TiN）を採用している。
安全かつスピーディーな埋入操作を実現するため、刃部へは青みがかったレーザーマークの刻印が施されており、口腔内の悪条件下においても、常に術者をアシストしている。
また各種ドリルの全長は、全てS サイズのみのラインアップで統一しており、専用のドリルエクステンションを装着することにより全長を（15.0mm）伸張でき、チェアサイドにおけるスマート化を実現している。
